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しまなみ海道自転車の旅 [自転車編]

2010年4月9~10日
 今回については、以前にしまなみ海道を自転車で走った記録であるのですが、近畿圏(特に大阪)から行くのに良いルートの紹介も併せて記載します。
 各島を繋ぐ橋は、歩行者+自転車用道路と、原動付自転車、自動車道と概ね3種あります。歩行者専用の道路もあるようですが、今回は自転車道に特化して紹介します。

 大阪からはフェリーで前日に出発して、休日を走って尾道から帰路に着くパターンがいいと思います。フェリー会社より今治や松山への送迎バスのチケットをもらえるので、乗船後に確認してチケットをもらうべし。
 今治次駅の波子浜駅までJRで行けば、歩いてサンライズ糸山へ約20分で行けます。

 今治のサンライズ糸山(サイクリングステーション)から尾道へは、約70kmあります。

 今回走ったルートはナビGPSで生口島耕三寺付近まで記録が取れています・・・赤い線を参照ください。
 Shimanami01.jpg


 新たな職場で仕事に慣れないながらも、なんとか業務をこなしているが、中学に上がったばかりの上の兄ちゃんと、気分転換にどこかに行きたいなと話していた。
 半年前にしまなみ海道を走破したが、また行きたいと言うので、僕も長距離を自走してみたくなり、急遽行くことに決める。天気予報を確認し、まあ雨はなさそうである。下のちびちゃんも連れていこうと思い、声をかけるが、またもや「いや」とのつれない返事・・・
 家に帰り支度する。兄ちゃんは下着や服をリュックに入れて準備は終わっており、僕もすばやく終了。
8時50分に家を出発、南港のフェリーターミナルに9時半に到着し、東予行きフェリーの2等寝台席が何とか空いていたので席を確保。
 22時ちょっと前に乗船で来たので、直ぐに今治駅前行きのバスのチケットを船内案内所で2枚もらい、展望席にて途中コンビニで買ったおにぎりなどを兄ちゃんが食べ、僕はビールを飲む。
出航後風呂に入り、0時過ぎに就寝。
 翌日なんとか5時半に起床できたので、着替えて準備。6時10分に東予港下船となるので、6時丁度に兄ちゃんを起こす。
 下船後バスに乗り、7時少し過ぎに今治駅に到着した。ここからタクシーでサンライズ糸山(サイクリングターミナル:自転車を借りる所)へ行くか、JRの次の駅まで乗って歩いて行くか悩んだ。出来るだけお金を使いたくなかったので、駅のコンビニでおにぎりを買い、JRで次の波子浜駅へ行くことにした。
 7:19発の電車に乗る。車内でおにぎりを食べ、波子浜駅で下車後約2.5kmを歩いてサンライズ糸山へ。
7:50頃サンライズ糸山へ到着した。レストランは改装中のようで、営業していない。おにぎりを食べてて良かった。いつもはここでバイキング形式の食事を満腹食べてから出発するのだが、まあ安くついたので・・・
 波子浜駅.jpg

 サンライズ.jpg

 サンライズ02.jpg

 8時からレンタルサイクルの受付が始まる。僕はクロスバイク、兄ちゃんはカゴ付きのマウンテンバイクにしようと思いながら、実物を見て決める。また、橋の通行料金をその都度支払うが、半額で購入できるチケットの紹介があったので、前回と同じく購入した。やはり、各橋を渡る際小銭が無いなどや、監視員がいないなどで料金を支払わないことが多発しているのか、半額でも収集できるような前払いに移行しているようである。
借りた自転車は、兄ちゃんのは丁度新しいマウンテンバイクがあったのでそれにし、僕のはちょっと古いクロスバイク・・・ベルが鳴らないし、後輪タイヤはツルツル、後ろブレーキの効きが悪いなど、出発してからボロい自転車と文句を言っても仕方がないが程度の悪い自転車であった。まあ、仕方がない。途中で今治造船の工場が見える。
 今治造船.jpg
来島海峡大橋はとても気持ち良かった。天気も良く、風もあまりなく見晴らしが最高!であった。この橋は結構長く、途中に馬島という島に降りるエレバータがあり、また、通行料を支払う料金所があるのが特徴である。しかし、料金所にはいつも係の方がおられるが、誰もいなかった。通行料分のチケットを回収箱に入れ、進む。
 料金所.jpg
次の大島側へ渡り、そこからは気持ちのいい下り坂を、漕がずに下る。非常に気持ちいい。

大島では食事もした事が無いし、ゆっくりと散策もできていない。いつも「初めの島」といった感じで通過してしまう。今回も同様であるが、バイクで一周したい島ではある。
直ぐに上り勾配を走る。まあ、距離がそんなに長くなく、一旦下りとなり、その後ちょっと長い上り勾配をゆっくりと・・・

西瀬戸自動車道を潜るまではしんどいが、そこからは下りである。次の橋へのアプローチまでは楽勝であった。
 大島02.jpg
橋へのアプローチを上って下り、伯方島へ。道の駅「マリンオアシスはかた」で一服することにする。ここへは9:30に到着。
 はかたの塩アイスやソフトクリームなどを食べようかと思うが、ブルーベリーアイスを食べる。しかし・・・味が少し薄く・・・運動中の者には少し物足りない。
 ちょっとの間休憩し、直ぐに出発。この島は短距離の走行であり、伯方の塩ラーメンなど食べてみたいのだが・・・
 大三島橋を走る。とても短い。きれいな景色をゆっくり見たかったが・・・久しぶりだし余裕を持つため走り続ける。
 続いて大三島へ。この島は、西部の宮浦にある「マーレグラッシア大三島」という温泉施設に何度か行っており、食事も何度かしているので今回は道の駅「多々羅しまなみ公園」で美味しそうなものであれば食べようかと。出店にタコ焼き屋があったので、注文した。少し待ち、海の近くで食べる。キャベツが入っており、食感が良かったがばらけてしまう(やや粉が足りない?)ものであったが、空き腹の僕らにとってはとてもおいしく一気に食した。
 たこやき.jpg

 自転車用道は、一旦戻るところにあるが、少し先の施設からも合流することができるので、キツイ勾配を自転車を押して進む。
 この多々羅大
橋は斜帳橋であり、三角形の間に橋が位置しており、支柱の付近では音が反響するようであり、カチンコが置いてあった。兄ちゃんがカチンコを鳴らすと、きれいに反響して聞こえる。しばらく遊んで、次の島へ。

 次は生口島である。いつもこの島で昼食を取っている。
 自転車を乗ることもここしばらくなかったし、運動不足であるのか、僕の足(太もも)が悲鳴を上げている。ちょっと漕ぐと、足がしんどくなるのである。なんとかごまかしながら走る。しかし、瀬戸田付近で最後まで走れないのではと思う位、足が動かない。とりあえず瀬戸田港から尾道までのフェリーがあるか、出航時間を確認してから、まあ昼食を食べて考えようと、耕三寺付近の食堂に入る。やはり観光地付近であるからか、定食の値段がかなり高い。まあ、腹も減ったし仕方なく店に入る。
 兄ちゃんは刺身定食、僕は蛸唐揚定食を注文。店内は満員。出て来た蛸唐揚定食はこちら。
 蛸唐揚げ定食.jpg
 ご飯をお代わりした方が良かったな~と後で思う。

 ここから、僕の足で漕いで行けるか?? まあ、まだ12時半過ぎなので、4時間程度あれば大丈夫かもと思い、自走で尾道を目指すことにした。伯方島では耕三寺付近を除き、車が少ないので、車道をゆっくり走る。途中で自転車を押したりしながら、何とか生口島橋のーアプローチへ到着。ここではずっと自転車を押して、橋では自転車に乗る。この辺りでは、景色を見る余裕がなかったようである。
 橋の下りのアプローチでは、まあ、自転車に乗ったまま気持ち良く。

 因島へ到着。この島では自転車道といった表記があまりなく、いつも狭い道を自動車を気にしながら走った記憶しかない。また、車も多いので気を使う。
 コンビニで休憩し、北西側の海沿いをゆっくり走る。途中でモアイ像がある公園で休憩する。
 モアイ.jpg
 ここからも漕いだり足で蹴って進み、何とか橋の入口へ。すごい勾配であるので、押して進む。
ここの橋のアプローチでは、押したり漕いだり一生懸命。自動車道は2階部分、歩行者・自転車・原付道はその下といった構造である。橋の上では、僕も疲労がたまり、へろへろ・・・
 因島大橋通過中01.jpg

 因島大橋通過中2.jpg

やっとこさ橋を渡り切ると、ちょっとした団体が写真撮影で道を塞いでいる。ベルを鳴らして何とか道を空けてもらうが、人のことはあまり気にならないのでしょうか。リモコンでシャッターを切るなど、出来ると思うのですが・・・

最後の島、向島に到着。
因島大橋下.jpg
ここでは勾配が無いものの、最後の方は人が多く民家の前を走るので気を使う。
海沿いを走る。漕いでいる兄ちゃんの方につかまらせてもらい、しばし楽をさせてもらった。足の疲れ、痛みをごまかし漕ぎながら、「酒」と書いてある店を発見。残す距離も少ないし、ビールでもと思い小休止する。
兄ちゃんとじゃがりこを食べながら休憩し、残りをなんとか走る。もう足は10回もこげず、片足でキックしもう片足でこいで進む。

走行しているうちに、やっとフェリー乗り場の案内が見えた。ここからは最後であるので、一気にこいでなんとか到着した。
 フェリー乗り場2.jpg
フェリー乗り場では、おじいさんが待っている。「どこから走ってきたのか」との問いに、今治から、大阪から来たと伝え、しばし歓談。尾道駅前から向島へのフェリーの運転を60年近くされていると聞き、びっくり。お孫さんも9人おられるとのこと。ボケるのが嫌でまだ働かれているとのことであったが、フランクに話される方で、まだまだやるで!といった雰囲気がみなぎっておられました。尾道へ着くと、夕方の客増化に備えフェリーを出されるとのこと。

フェリーの運賃を回収されているおばさんともしばし話する。そうこうしている間に15:30頃に尾道へ到着。
自転車を返却し、とりあえず銭湯へ向かう。駅北西にある、銭湯へ向かう。
汗はあまりかかなかったものの、疲労を感じたためゆっくりとつかる。
その後、駅前の本屋で帰りの電車で読む雑誌を買い、早いものの、夕食を尾道で食べて帰ろうと思い、付近のお好み焼屋を探す。駅近くの「すみチャン」という店に入る。
兄ちゃんは最近すごい食欲なので、「学生セット」なるものを注文。僕は兄ちゃんの余りをアテにし生大を注文、ゆっくり飲む。
 学.jpg
 あっという間に大きな広島焼きが無くなったので、追加注文することに。肉うどん+イカ天+野菜大盛りを注文。出てきたのはこちら。
豚う野大.jpg
学生セットより一回り分厚い。兄ちゃんも、結構腹が一杯とか言いながら、この大きい広島焼きと格闘。少し残してしまったものの・・・とてもおいしかったです。

尾道から在来線で福山へ、そこから新幹線で帰った。僕はいつも尾道の商店街のチケットショップで少し安いチケットを買っています。
結構体力がいるものの、やはり自分でこいで走り、きれいな景色を見て、おいしいものを食べることができるのでとてもいいプランだと思います。
 金曜夜に出発し、土曜の夜には帰ることができるので、毎年ちょくちょく来ていますが、泊まりがけで各島を一周してみたいと思っています。
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